野鳥観察・野鳥撮影についてのお願い
みかも山公園では、多くのお客さまに野鳥観察や野鳥撮影を楽しんでいただいております。野鳥観察・撮影の際は、フラワートレインの運行の妨げや他のお客様のご迷惑にならないようにお願いいたします。また、野鳥が安心して暮らせるよう、野鳥観察や野鳥の撮影をする際には、以下のような配慮をお願いいたします。そのような行為を見かけたお客様は、管理事務所までご一報くださいますようお願いいたします。(以下、栃木県注意喚起参照)
みかも山公園管理事務所
●営巣中、育雛中の野鳥や巣へは近づかない
親鳥は卵やヒナを守るために神経をとがらせています。人間の存在がストレスの原因となり「この場所は危険」と判断して親鳥が巣や抱卵を放棄したり、ヒナが十分に育つ前に巣立たせたりする可能性があります。
巣や巣立ち雛に遭遇した場合、すみやかにその場を離れるようにしましょう。
●音声による誘引はしない
観察や撮影がしやすいように野鳥の鳴き声を誘引してしまうと、別のオスが縄張りに侵入してきたと勘違いし、その場所で安心して子育てをしなくなる等、繁殖に悪影響を与える可能性もあります。
野鳥にストレスを与えないよう、音声による誘引は行わないでください。
●餌付けや環境改変は行わない
野鳥は人の手を借りずに自然の中で生きていくべき生き物です。
人間が撮影を目的として餌付けをしてしまうと、本来出会うはずのなかった親鳥同士が、餌を求めて縄張り争いを始めたり、餌の匂いに誘引されて危険な野生動物が住み着いてしまう可能性があります。
また、野鳥の巣を撮影しやすいように木や枝を伐採するという環境改変についても、栃木県都市公園条例などに違反する可能性もあります。
その場所の生態系を脅かすことのないよう、ありのままの自然の中での観察・撮影を心がけてください。
●営巣中の写真や映像をSNSで公開しない
親鳥がヒナに餌をあげているところは、見ていてとても微笑ましいものです。ついつい撮影した写真を誰かに見てもらいたいと思ってしまいますが、子育ての時期は野鳥にとって最も大切な時期です。
SNS等の情報はすぐ広まり、営巣地には多くの人が集まります。多くの人が観察や撮影に出かけると、鳥にとっては大きなストレスとなり、親鳥が巣や抱卵を放棄したり、ヒナが十分に育つ前に巣立たせたりする可能性があります。
SNS等での情報発信は、野鳥の子育てが終わってからしていただくよう、配慮をお願いいたします。